「多様性を受け入れる」の違和感

09/24/23 08:50:午後

多様性を「受け入れる」「認める」という表現にとても違和感がある。

「変わった人の存在を認めてあげようよ!」という問いかけだとするならば、その上から目線がこの上なく気持ち悪い。

変わっていないと思われる人も、それぞれが多様の中の一人じゃないか。なぜ上に立ったつもりになれるのだろうか。

社会に馴染んで生きやすい生き方を選択する人が確かに多いけれど、社会はそもそも多様性の接点として存在するものであって、多数派=社会、では決してないはずだ。

つまり「多様性を受け入れる」という表現は……

「私こそが社会である」

という態度の表明に等しいものであって、傲慢極まりないわけだ。
これが、僕が感じていた違和感の正体。

でも実際、社会と自分を同一視した表現をする人って、少なくないよね^^;
きっと、良かれと思って「多様性を受け入れる」と表現しているのだろう。

その考えのなさこそが「変わった人」を苦しめるものなのだよ。

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