年収マウントと老害

11/14/22 01:28:午後

グリーンカレーの具材を切り分けながら、脳内で「年収マウント」と「老害」が紐付き始めた。

「私はあなたより稼いでいるから偉いです。優秀です。」
「なんやかんや言うけど、あなた結局、私より稼いでないでしょ?」

と言う人、思っていそうな人が、けっこういる。
いわゆる年収マウント。

この人は「年収」というカテゴリーで、人に優劣を付ける。
他人を勝手に「年収」というカテゴリーに引きずり込んで判断する。

一方・・・

「年下が年上を敬うのが当たり前」「俺たちが若い頃は、先輩の言うことが絶対だったんだ」

と言う人、思っていそうな人もいる。
いわゆる「老害」(老害には他にも要素がありそうだけど)。

この人は「年齢」というカテゴリーで、人に優劣を付ける。
他人を勝手に「年齢」というカテゴリーに引きずり込んで判断する。

なんか、年収マウントする人って、「あいつ老害だよウゼー」とかスグ言いそうなイメージあるけど、思考回路・精神構造が全く一緒じゃんwww!!!
目くそ鼻くそを笑うとはまさにこのことじゃんwww

炒めたグリーンカレーペーストにチキンとタケノコを投入した頃にココまでたどり着き、立ち上がる香ばしい煙に引きずられるように気分も高まっていく。

精神的に健全な人って、比較をしないか、対等に見るか、すべてを敬うか、あるいは、上を目指すとかな気がするけど、上の両者は共通して、自分より下の人を勝手に自分のカテゴリーに引きずり込んで見下すということをしている。

不健全で稚拙で下品極まりない。

年収というカテゴリーで比較をしたいなら、自分より稼いでいない人を探すのではなく、ビル・ゲイツやイーロン・マスクより劣っている自分に気付き恥じるべきじゃないのか?

この頃、ココナッツミルク投入し、煮込み始める。
弱火に落とした火加減に比例して、思考も落ち着いてくる。

勝手に作った自分の得意なカテゴリーで、劣った人を相手に悦に浸るようになったら、終わりだと思う。

人は自分が所属するカテゴリーを自分で決めるべきだし、いたいところにいればいいし、居心地の良いところを探せばいいと思う。
他人がとやかく言うことでは決してないはず。

あ、この、自分がいようと思い所属している「カテゴリー」というのは、アイデンティティとも関連しているかもしれない。

タケノコたっぷり、美味しいグリーンカレーの出来上がり。
続きは次のお料理タイムに持ち越し。

ちなみに僕は「老害」という敬意の欠片もない言葉が大嫌い。「年齢マウント」と言い換えたかったけど耳慣れた言葉にしたくて。
個人的には「関わりたくないタイプの先輩」と名付けているw

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